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文化・経済摩擦の国際化時代における配慮表現日本語の「配慮表現」は外国人にとって「敬語表現」より難しい。日本人の繊細な心遣いのこもった「配慮表現」は「気遣いの美」でありながら、 反面、国際舞台での文化摩擦・経済摩擦を発生させる原因となることも少なくない。 中国語を母語として育った著者は、 「配慮表現」を現代日本語の重要な特色の一つとする立場から、 各種の調査に基づき、そのさまざまな様相や特徴的形式を整理・記述して、 体系化を試みる研究を行ってきた。 本書は「これからの日本語」「国際化時代の日本語」を考える上でも 重要な示唆を与えてくれるものである。 植田麦 『会報』第50号より抜粋(平成16年度大阪市立大学国語国文学会) |
出版社 |
和泉書院 |
定 価 |
13000円 |
刊行日 |
2004年2月10日 |
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